EMCケーブルエントリシステム

導通式シールドと電磁シールド

 

導通式および電磁シールドが発生した場合、伝導ノイズはノイズ源から電源ラインや信号線のシールドを通り、影響を受けやすい部品に直接伝達されます。放射ノイズの場合、例えばノイズ源から空間を通りケーブルシールドに伝達されます。つまりシールドがアンテナとしてノイ ズを受けます。 筐体内部が完全にシールドされている場合、その導電性筐体の壁面とケーブルシ ールドとを広い接触面積で組み合わせることは、両タイプのノイズへの解決策となります。特に、EMC-KEL/EMC-KVT-DSはこれらのノイズを迂回させ防ぐ効果的な方法であり、従来の高価なEMCケーブルグランドに代わる経済的な逸品です。詳細はこちら»

EMCケーブルエントリシステム概要:

分割式EMCケーブルエントリフレーム

24極の産業用電気コネクタの取付角穴に適合した導電性分割式EMCケーブルエントリフレーム(保護等級IP55)

» EMC-KEL-DS

分割式EMCケーブルグランド

メートル規格M32・63のネジ付 コネクタ付きケーブル用分割式導電性EMCケーブルグランド(保護等級IP55)

» EMC-KVT-DS

分割式EMCケーブルエントリフレーム

16・24極の産業用電気コネクタの取付角穴に適合した 1・2列デザインの導電性分割式EMCケーブルエントリフレーム

» EMC-KEL-U

EMCケーブルグロメット

シールド径2~16/13~33mm用 スリット入り導電性EMCケーブルグロメット

» EMC-KT

オンライン構成ツール

ご希望の組合せが確認できます

 

Info guide – everything you need to know about EMC solutions

Today’s industrial process technology is far more sensitive to electromagnetic disturbances creating the need for proper electromagnetic compatibility.

But what does that mean?

This video explains clearly why EMC is so important.

製造工程技術において、電気的MCR設備(測定・制御・調整)のノイズ対策の安全性がますます求められおり、電磁ノイズが発生する場所ではそれが特に重視されています。ここで電磁波の放散と遮蔽が非常に重要です。

導通シールドと電磁シールドは区別され、どちらのタイプの干渉も、ケーブルのシールドを大面積で接触させて干渉を導電性の筐体壁に伝導させると同時に、筐体の内側から干渉フィールドをシールドするという組み合わせで解決します。

ケーブルエントリフレームEMC-KEL-U、EMC-KEL-Eは、アイコテック社製品KEL-UおよびKEL-Eをベースにしています。導電性表面のため、制御盤のケーブルシールドの干渉が簡単に取り除かれます。EMC-KELと金属壁の間には、導電性ガスケット(付属)を取付けます。ここでは、金属壁のフランジ面は塗装が無いようにする必要があります。

このようにして、ケーブルシールドからの干渉は、グロメット、フレーム、ガスケットを経由して直接迂回されます。両タイプの干渉に対する全面的な保護を保証します!

 

カンタン組み立て

EMCケーブルグランドはねじ込み式で取り付けられています。ケーブルグランドには様々なサイズがあり、重工業用コネクタの標準的なカットアウトにフィットします。セパレートタイプのEMCケーブルグランドの簡単で素早い組み立てを動画でご紹介しています。

 

 

 

EMC 分割式ケーブルグランド

ケーブルエントリフレームに加えて、アイコテックはメートル規格M32、M63の"分割式EMCケーブルグランド"も用意しています。

しっかりとしたメタライズと導通性のある表⾯最初のグロメット(KT)はストレンリリーフとカーブル外被のシールに使⽤します。

分割式ケーブルグランドEMC-KVT-DSは、KVT製品をベースにしており従来のEMCケーブルグランドに代わる経済的な製品です。

 

 

開放型の導電性EMCケーブルグランドには、ケーブルのシールドに接触するEMC KTグロメットと、IP55に準拠したシールとケーブルのストレインリリーフのための通常のKTグロメットの2つのグロメットが装着されています。また筐体への接触はEMCロックナットで実現します。

 

実験結果:

電磁ノイズについては、用途にもよりますが、3GHzまでの関連周波数帯で少なくとも34dBの一定した測定値が得られています。カーブがこの減衰範囲を下回るのは、3GHz以上の極めて高い周波数においてのみです。

EMC-KELは、ケーブルを剥きシールドに直接留めることで、9kHz~30MHzの周波数範囲において、導電ノイズに対し最大40 dBの安定した減衰値を示しています。